観ている人が、とても少なくて、びっくりだけど、先週、エリザベス女王即位70周年を祝う式典、プラチナ・ジュビリーが行われたばかりなので、このタイミングで観ることをお勧めしたい。
今作は、10年前に、エリザベス女王が即位60周年を迎えた後に撮ったドキュメンタリー作品。女王を取材してきた人達などが、振り返って女王について語ると共に、昔の映像が流される。
エリザベス女王の人となりや、若い頃の様子を知ることができて、とても良かった。こんなにも長く在位して、その間ずっとイギリス国民に敬愛される理由が、分かった気がした。
若い頃、特に、結婚前後の様子を知ることができたのが、一番嬉しい。
長い在位の間には、良いことばかりではなく、戦争も起こったし、辛いことや悲しい出来事もあり、国民の心が女王から離れそうになった瞬間もあったが、慎重に判断しながら国民に語りかけ、危機を乗り越えてきた、そのお姿には、とても感銘を受けた。特に、ダイアナ妃の事故死直後には、国王としてのみならず、1人のお祖母ちゃんとして、孫達の心をサポートすることに心を砕いていたという話が、とても印象深かった。
現在、95歳のエリザベス女王。お元気でもっと長生きして頂きたいと思う。とは言っても、永遠に生きられる人はいないので、あと何年か後には、代替わりが起きるだろうと思うので、イギリス王室から目を離せない。
