凛

家族のはなしの凛のレビュー・感想・評価

家族のはなし(2018年製作の映画)
3.9
初日舞台挨拶

鉄拳のパラパラ漫画が原作。
リンゴ農園を営む両親に反抗して東京の大学を中退しバンドを組んでいる一人息子の拓也(岡田将生)
いつまでも同じことをやっている父親(時任三郎)を疎ましく思う。
東京ではどうなんだと聞かれるのもうざったい。
メンチコロッケには醤油が東京風❓
中学で陸上で怪我し、進学した大学を中退し、バンドでプロデビューしたが解散。
自分に苛立つ拓也。それでも実家の両親は絶え間ない愛情を拓也に注いでいた。
健康でいてくれたらそれで良いと。

毎年届くリンゴは当たり前だと思っていた。今までつまらないと思っていた農園の仕事も台風などで大変な時も多かった。
身勝手な自分を支えてくれていた両親。

地方に住んでいて東京に行った人とか、子供を送り出した人なら共感出来ることがたくさんあるかも。
岡田将生がバンドを組んだり格好良い。
わがままで自分しか見えてない所が至らない若者らしくて良かった。

あたたかい気持ちになれる作品。
80分という短さ、パンフレットが無いのが残念。
凛