お金と名誉を楽して手に入れたい
アホゥなギャスパー・ウリエルが
いっぱい見れた眼福の102分。
エヴァの方は
悪女ぶりも魅力もよく分からなくて
タイトル負けしてる感じ、
イザベル・ユペールのウイッグとメイクが
わざと似合わない感じにしてるのか
すごく微妙だった。
特にオーバーリップでオバＱみたいな口紅、
あかんよ〜
原作が1945年の作品のようなので、
その頃のクラシックな舞台と装いなら
エヴァのキャラクターがもっと映えたのかなあ。
パリと別荘を行き来する
アホゥなギャスパーを運ぶアホゥ列車、
これももっと
クラシックな時代なら合うのかなあ。
ほんとにベルトラン、新作が全然
書けなさすぎで、エヴァがいてもいなくても
近いうちに破滅するのでは…
ホテル代の支払いの時のた…たっかー
っていう苦渋に満ちた表情が
最高にアホで最高に見応えあった。
方やエヴァはお風呂出たままのすっぴんで
お客の前に現れたり
真っ赤な口紅のまま
真っ白なシーツのベッドに潜り込んだり
んーーーーー
これが男心を惑わせる奔放さ？分からん！
もっと絶対的なファムファタールと
もっとこう心理サスペンスが見たかった。
ベルトランとの出会いのアレも
だから何？っていうあの堂々とした態度が
良かったのかな？
ただの頭おかしい女でしょ！
ノートパソコンでも振り回して
追い出した方がいいよ！
いくらユペール様でもあれで悪女とは
厳しいと思いました。
逆に原作に興味が湧きました。
ベルトランを目の動きでフリックして
追い払うユペール様はカッコよかった。
ミニスカートの似合う極細ウエストも
さすがだった。
