五十嵐忠雄

希望の灯りの五十嵐忠雄のネタバレレビュー・内容・結末

希望の灯り(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

カメラワーク、カット割り、演出、セリフ、どれをとっても良かった。BGMも心地好い。

主人公は荒れていた頃を更生しようと前向きに粛々と頑張っていた感じ。
物静かで全身タトゥーだらけだけど、繊細だし話し下手。でも職場の人が本当に優しく良い人しかいないからそこに適応できていったんでしょうね。
ブルーノの自殺は言葉にならない。
きっと、長距離ドライバーしていた頃の思い出やマリオンの傍にいてやれと主人公に酒を飲みながら語ったときからもう既に希死念慮があったのかな。
察するに、不眠や夜勤での疲労、歳のせいもあるだろうし、鬱だったのではと思ってしまう。最後の波の音のシーンでのブルーノの繊細さや、相手に気を使わせないように出る優しい言葉とか、マジでたぶん鬱になってもおかしくはない性格が根にあったんだと思う。たぶん。
五十嵐忠雄

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