ごまかしオジサン

アイネクライネナハトムジークのごまかしオジサンのレビュー・感想・評価

4.2
仙台が舞台とのことで元市民として親近感をもって見れました。
実は、仙台駅でのロケにも出くわしました。(三浦春馬かっこよかった。)

ドラマチックな出来事が起こる訳では無いのに、なんとなく見れてしまう映画でした。

というのも最初から最後まで構成がオシャレすぎる。
主人公にほとんど絡まないウィンストン小野の彼女の話からスタートさせて、もしかして電話の主は主人公の佐藤か?と思わせたら、全然違うんかいと。
その後も、「この映画は何を伝えたいんだろう?」という疑問こそ湧くものの、大きな何かを伝えてくれそうな期待感も絶やさない独特の雰囲気。

10年後に話が飛ぶと、新たな人物がドンドン出てくるけど、全ての伏線が絡み合うのも面白い。

最後の財布を落とした話も、この映画のようにドラマチックなことなんて無くても良いんだってことを伝えてくれてる気がしました。

平凡バンザイ!