紛れもない神作品。
漫画が人気だから、面白いだろうとは思っていたが想像を遥かに超えてきた。
演奏の描写力がとにかく半端じゃない。
何パターンあるんだってくらい、ライブシーンの表現の手数がすごい。
音楽番組のような臨場感あるカメラワークで見せられたかと思えば、色鮮やかになったり、劇画っぽくなったり、宇宙を見せられたり。
特に、雪祈の覚醒シーンはカッコよすぎて鳥肌立った。
そして、玉田のソロパートの演奏も最高によかったし、そこから大のサックスが入るときに青い光線が放たれる演出も震えた。
ストーリーも本当にドラマチックで面白かった。
初心者の玉田がみんなに付いていけなくて悔しい思いをすることも、雪祈が高慢さを指摘されたうえソロの壁に悩まされるのも、ラストの悲劇も、とにかくドラマが絶えず溢れていた。
そして、それらを感じながら聴くラストの演奏が本当に涙無しには見られなかった。
久しぶりに神映画を見ました。
ありがとう。