確かにウェルメイド感はあるのだが、キャラクターの配置がうまいだけなのでは……みたいな、なんか釈然としない気持ちもある。劇伴のビミョーさや、シャンプーのくだりでわざわざフラッシュバックを挿入するなどの細かい箇所、またはボクシングの試合・応援と三浦春馬の疾走をカットバックするそのリズムなど、いちいち気になって仕方がない。高校生パートも幼稚で恥ずかしい。ただ、「大丈夫」の手話でフラッシュバックを挟む野暮はさすがに犯しておらず、そうだよな〜〜さすがにな〜〜って思いました。
役者は全員素晴らしいし、バスの中でびっくりする多部未華子さんにはさすがに殺されましたね。