「原作エピソードを詰め込んだ脚本とグロ描写中心のアクション」
デルトロ版の2作は未完だったものの、リブートという点と最近はアメコミ映画も豊作が多いので、評価は低いものの一縷の望みを持って鑑賞。やっぱりMCUは偉大なんですね笑 落差が、、笑
情報量が多いという事で事前に予習動画などでしっかり勉強したので設定など細かな説明がない部分の理解には役立ったので良かったのですが、それを差し引いても脚本が酷かった。
ストーリーは悪の女王ブラッドクイーンのニムエの復活と野望の阻止というメインの軸はあるものの、それ以外の単行本でいう色んなエピソードを詰め込んだという印象、原作者が監修しているという事もあり、そう意味では原作ファン的にはとても忠実な作りとは思いますが、一つの映画としては散漫でまとまりには欠けてました。
ストーリーが酷くてもヒーロー映画なのでアクションや映像が良ければまだいいのですが、本作のヘルボーイはそんな強い訳でなくちょっと大柄でパワフルな人間程度な感じで、豪快で爽快感のあるアクションではなかったです、その代わりにただひたすらグロいというか気持ち悪い表現が多いです。決してゴア描写が苦手ではないのですがデッドプールやローガンのようなアクションの派手さや凄惨さをより誇張されるならまだしも、本作はちょっと気持ち悪いなーとか不快感が先行してしまいました。
敵役も魔女のバーバヤーガとかただ気持ち悪い老婆で不快感ハンパなかったです。こういった表現が原作の魅力なのかもしれませんが勉強不足ですいません、、
ヘルボーイ 役がストレンジャーシングス でホッパー巡査を演じたデビッド・ハーパーという事も楽しみでしたがあまりキャラの魅力を出しきれてないような感じもあるし、アクションの爽快感も薄いのが残念な所です。
続編を匂わせる演出もありましたが、アメリがでも興行的にも評価的にも大ゴケらしいので難しいと思ってしまいますね。
やっぱりMCUは偉大！と再認識しました。笑
グロいアクションが好きとか、原作好きな方以外には個人的にあまりオススメできない作品でした。
