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ライトハウスのyksijokiのレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.4
●3行サマリ
2人の灯台守が4週間同じ小屋で共同生活!そこにあるのは酒とロブスターのみ。果たして2人はどこまで仲良くなれるかな?モノクロ恋愛性欲リアリティショー!みたいな映画

●感想
ウィッチの時も思ったけどやっぱり最後まで相変わらず意味がわからなかった。ストーリーもモチーフもさっぱりなので前振りが長いことにもう辟易としてしまったのと眠くなってしまったのでした。。神話ベースということは見ている中でも分かるんだけどあまりにもストーリー展開がなさすぎると思うし終盤は男子校の2人による酔いどれ馴れ合いという感じで終始何を見せられているのかが全くわからない気持ちになったり。雰囲気は最後まで面白いし確かにその人間の怖さというか根っこにある欲望をなるたけ他を排除することで剥き出しにしているのだとは思うし、限界の精神状態になっていく人を描いているのは分かるんだけれども。。という感じ。

映画館で見ないと意味がない映画ではあって、そこがまた難しいなとは思った。この1:1のアスペクト比は最初「水曜どうでしょう」なのか…?って思ったけどもこの画面サイズと比率で楽しめるのは映画館だけだろうなと思った。逆にテレビだとあんま新鮮にも感じれないと思うしただ小さくてイライラしてしまうのではという感じだった。後は音響も素晴らしかった。灯台のヴォーン、ヴォーンという轟音とストリングスの不安を煽る音楽も座席だから感じる振動と緊張感があって上手く表現されていた。

ラストのシーンはなかなか印象的ではあったけれども人に説明しにくいかつ人に薦めにくい映画で映画好きには刺さるのねという感じだとすれば私はまだまだ映画好きを自称できない未熟な人間だなと思いながらワイスピ的なバカ映画を見たくなるのでした。。

キャスト ★★★★3.6/5.0
ストーリー ★★★3.0/5.0
演出 ★★★3.3/5.0
音楽 ★★★★3.6/5.0
映像 ★★★★3.7/5.0
プロット ★★★3.0/5.0
バイブス ★★★3.4/5.0
全体 ★★★3.4/5.0
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