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いつだってやめられる 闘う名誉教授たちのtobitsukijackのレビュー・感想・評価

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満足した。
前作でもちょっとずつ写り込んでた場面が、そうゆうことかーって。回収劇三部作がまるっと仕上がってた。

あんなに丸腰なのに集まれば、みんな、やることやりよるし、かっこいいし笑える(騒々しい)。おまとめ役がその場に居なくても脱線しながらも解決してゆく流れとか成長しとるやん、ってにんまりしてしまう。

復讐の彼は手下のように人を扱ってたけど、ピエトロ達はそれぞれを尊重してる感じで役割分担してるところの対比が希望的で好いなと思うとこのひとつ。ただの頭デッカチンでもない。結局、仲が良い。それぞれに長けてる頭脳キャラクターもよく似合ってるし、ほんとによく集結してくれたなぁ。また、みたいなぁ、また会いたいなぁ。

悪の根幹と言っても、粗悪に扱われたりなんだりでみんなも一緒でしょってとこもあるんだけど、そんな切なさも背景にありながら、やっぱり役に立ちたいが勝ってて、得意分野を活かして行動する。これぞテロ行為を未然に防ぐ!!の見本でしょ。

なんとなく、復讐心ってのはだんだん古めかしくなってるような気もしていて、時間や人生の無駄とも思えるから、最悪な復讐犯罪をさせなかったうえに、最後は未来に希望残してるところがよかったな。

刑務所所長が更生のプログラムには欠かせない!として芸術を大切にしている人物が出てくるのも希望的で効果的と思えました。

脱線も含めて、全体を通してよくできてるなぁーって作品でした。
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