イチロヲ

宇能鴻一郎の濡れて悶えるのイチロヲのレビュー・感想・評価

宇能鴻一郎の濡れて悶える(1980年製作の映画)
3.5
男性経験ゼロのままで新人女医となった女性(原悦子)が、生身の男性を相手取った医学研究に取り込もうとする。清純派の女医による「性のアドベンチャー」を描いている、日活ロマンポルノ。宇能鴻一郎原作。

性に開放的な奇人変人ばかりが登場する、純然たる艶笑コメディ。研究に勤しんでいる若い女医の目線でエロ・シチュエーションが展開される。今現在における「企画もの」アダルトビデオの先駆けのような内容。

前半部は、小松方正と高木均の独擅場。前者はチョイ役だが、後者はお医者さんごっこに興じる偽医者を怪演。油ギッシュな中年男優のトリッキーな演技合戦に、心が踊らされる。厚化粧で主治医を演じる、志麻いづみのコメディエンヌぶりも最高。

後半部に入ると、原悦子の頓狂なセックス劇がメインとなる。肌の露出が少ないけれども、トルコ風呂の見学シーンにエキサイト必至。着衣姿の新人嬢が、横から手伝ってくれる3Pサービスは、個人的にアリ。
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