あんじょーら

テイク・ユア・ピル: スマートドラッグの真実のあんじょーらのレビュー・感想・評価

2.6
正直アメリカでここまで進んでいるのか・・・・という気持ちになった。えっとアデロールは知らないけれど、ADHDって、非常に難しい診断だと思います、私は医者じゃないし、精神や心理に詳しい訳でもないけれど、発達障害ってそもそも厳密には疾病ですらない、という認識です。


だから、子供から大人まで、かなりの人がいわゆるドラッグを効めている、という事に衝撃を受けました・・・

なんだかんだ言っても、興奮剤です。そりゃアッパーな気分になれるでしょう。そして、どんどんそれ無しではいられなくなり、服用数が増えていくでしょう。そして気づくとアディクションを起こしているでしょう。まるで昭和のヒロ〇ンの事みたいですけれど、作用は違っても辿る道筋は似ていると思いますし、だとしたら、かなりヤバいのでは、と思います。

競争社会だから、とか仕方ないんだ、という感じで使用者が常用しているところにヤバさを感じますし、簡単に処方する医師も同罪なんですけれど、診断を画一的にして、誰でも診断できる、という有り難さと、同時に詐病をしやすくしている部分もあって、本当に精神科医という分野の恐ろしさを感じます。

あと知らなかったのがマイクロドーズという手法です・・・これも、う~んという気持ちになります・・・何と言いますか、知ってる人は知っているレメディーって奴と考え方が似ていると思いますし、科学的根拠はどうなんでしょうね・・・

とにかく、かなり浸透しているように見えますけれど、まぁそれってプロザックの頃から聞いている話しで、1980年代後半くらいの話しなんで、まぁそりゃ進んでるよね、という気持ちになりました。

なんか言葉の意味が違う気がします、アメリカの人が言ってるsuccessって。