本作では終盤に、ウィリアム・キャスルが観客に語りかけてくる場面がある。劇場で配布された指を突き立てた紙の説明をする。サルドニクス氏にハッピーエンドをもたらすかバッドエンドをもたらすかを観客に決めさせるのだ。こウィリアム・キャッスルの自伝『STEP RIGHT UP!』によれば、ラストシーンを巡ってコロンビア社と揉めたことで考案されたギミックとのこと。ハッピーエンドを望むコロンビア社に対してバッドエンドで行きたいウィリアム・キャッスル氏は、投票システム"the Punishment Poll"を採用し、結末を観客に委ねた。そして観客はウィリアム・キャッスルの味方をしたのだ。