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21世紀の女の子のyoko45のレビュー・感想・評価

21世紀の女の子(2018年製作の映画)
3.7
意欲的な取り組みかと
オムニバス映画、14人の女性監督。
多くの出演者を一度に観られる素敵な一時。映画が好きの気持ちを大切にしたくなります。「回転てん子…」は異色で面白すぎ。
興味ある方は是非HPをご覧ください。
21st-century-girl.com/
ある記事が鑑賞のきっかけとなりました。以下、その記事の抜粋です。

「映画界の構造を根本から変えようと、「50/50by2020」のスローガンが掲げられている。映画祭の選考委員や映画会社で意思決定に関わる幹部の数、俳優やスタッフの賃金・雇用機会など、あらゆる分野で男女格差をなくすことで多様な作品を生み出し、ひいては社会を変えることにつなげる、という訴え。
 映画界で注目を集めているのが、男女平等の先進国であるスウェーデンの取り組み。スウェーデン映画協会の最高経営責任者に就任したアンナ・サーナーさんは、国の助成金が支給される作品の監督や脚本家、プロデューサーの男女比を同等にする目標を明確にした。女性人材の育成制度やネットワークの充実にも力を入れた。その結果、女性枠を割り当てることなく男女均等を達成。07~09年に助成が決まった長編のうち女性監督作は26%だったが、16~18年は65%になった。サーナーさんは「国際映画祭での入選作が増えて、質の向上にもつながった」と話す。
 日本の映画界、主な大学や専門学校で映画を学ぶ学生のうち、女性の割合はここ20年間、4割ほどで推移。新人の登竜門となる映画祭では女性監督作の入選も珍しくなくなっている。山戸結希監督が若手女性監督14人と作ったオムニバス映画「21世紀の女の子」の監督公募には全国から200人もの応募があり、やる気や能力で女性が見劣りする時代ではない。だが、国の助成金を受けた実写映画のうち女性監督作は約12%。日本の大手映画会社4社がこの20年間に制作・配給した実写の邦画で、公開された女性監督作の割合は約3%にとどまる。予算が大きいほど、女性監督に声がかからないという実態が浮かぶ。」
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