主人公の少年、ココとその友人たちが夏のキャンプで訪れた穏やかな町で相次いで泥棒被害が出る。
ココの家では愛犬まで殺されてしまう。そこで子供たちはなんとか犯人を確定させ捕まえようと奮闘する…。


児童文学が原作らしく、子供の目線でずっと描かれている。子供たちが子供たちなりに問題解決に挑み、その中で友情を育んでいく姿は微笑ましい。
森の中でのびのびと子供らしく遊んでいるのを観ていて童心に戻った気分になった。

ストーリーは意外性があったり、ハラハラさせられる部分も多かったのでただの子供向けの物語という感じでないのもよかった！

子供たちみんな可愛くて口角上げながら観ていることが多かった。それぞれの家庭の様子が垣間見れたのも文化を知れた気がして楽しかった。

かわいくて子供のように純粋な気持ちに戻れる映画だった。

田舎の小さな町で起きた連続強盗事件。
犯人を捕まえると懸賞金が貰えるらしい。
それを聞いた少年たちが犯人探しをする話。

兎にも角にも、この村が素晴らしい！！！
住みたい！！！！
木漏れ日の描写が多くてテンション上がる！！
木々の緑と太陽のコントラストが素晴らしすぎて、「あー！！！瑞々しい！眩しい！！！好きな雰囲気！！最高！」って、とろけそうだった！！！！
タイトルどおり、「緑の丘」すぎた…。。最高…。

ひと夏の子供の大冒険！
って感じで、にこやかに観る作品かと思いきや、子供の世界とあなどることなかれ！
子供社会にも大人のような事情や関係もあってほろ苦がった。
まさかの結末は、ほろ苦いを通り越して少しハード。
「まじか…」ってなって前のめりになってしまった。
ほのぼのどころかしんみりしてしまった。

とても濃いひと夏の思い出は、この先の少年少女達にとってどんな影響を与えるのだろう。
でも、友情は深まったんじゃなかろうか。私も仲間に入れて…！！

ちなみに、この作品のロケ地があまりにも素晴らしかったので、クロアチア大使館に「ロケ地どこか教えてプリーズ！」ってメールしたら、大変ご丁寧にURL付きで返事が来たからクロアチア最高！

‪村を揺るがす連続窃盗事件、犯人を追う少年少女の冒険譚。
脚本は『私に構わないで』のハナ・ユシッチ。
大人の事情なんて少しもわからない季節の、ビターだけどゆるっと着地する一夏の物語。
男の子たちの連帯、花冠でチャリで来る女の子たちがチャーミングだったので割りと満足。