友だちの死をきっかけに揺れる若者たちの姿をエモーショナルに描いた青春映画。ポップでカラフルなのに、心に突き刺さる台詞や感性を刺激する音楽で溢れている。
突拍子もないことをさらりとやってのける吉田詩織(チワワちゃん)の、エキセントリック(なのに癒されるという不思議)な魅力が画面いっぱいに弾けて爽快!。情動的な彼女に振り回されながらも心地良さげに光と戯れる影たちは、たとえそれが空虚な時間だったとしても皆んな幸せそうに駆けている。
夏の夜空を流麗に煌めきながら、ぱっと咲いてぱっと散る花火のような青春にも、マグネシウムのように水に触れると発火する、無色の炎で彩られた青春にも見えたりもする
淫らな舌があんなに飛び交わなければ、多分もっと好き