屋根裏の聖職者

チワワちゃんの屋根裏の聖職者のレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
2.8
個人的な感想

一人の人間が600万奪ったことをきっかけにどんどん壊れていった姿を描いた。
厳密にはもともと壊れていたのかもしれないが…なんの変哲もない、ちょっと可愛い子が現代社会にもまれて消えた姿を描いているのかもしれない。

主人公は近くにはいたのだけど、生きてる間はその子のことをイマイチきちんと見ることが出来なかったんだと思う。
死んでから、やっとこさ自分の身近の事と認識が生まれて、一人の生きた証を記録したかったのかもしれない。

…何か所謂、オシャレ映画?ほとんどミュージックビデオ(バーフバリとは違う意味でね)なんだけど、妙に印象に残る映画でした。
…ほんと、なんだろ。
見て楽しくないし、スッキリしないし、登場人物は口ばっかで本当に死んだ子のこと考えてたのか微妙なとこもあるけど、ぐっちゃぐっちゃになった青春の一頁に刺さる作品なのかなぁー。

しかし、吉田。
見た目は変わっても、性根を入れ替えなければ、最後は全てを失って社会的にも生物的にも死ぬことになるぞ、とは思ったよ。