サム・ワーシントンが、
また、宇宙人になりすまして、タイタンで活躍する話を期待したら、
良い意味で、裏切られた。
アバターみたいな話では全然なかった。
地球に住めなくなって、
他の惑星に移住する羽目になる。
と云うよくある設定なのだが、
凄いのは、
惑星を人間が住める環境にするのではなく、
人間を惑星に住める様に改造すると云う逆転の発想。
このアイデアは目からウロコだよね。
このアイデアからいくらでもドラマが作れる。
だって、改造人間の話だからね。
ただ、本編については、
説得力を持たせるためもあるのだろうが、
改造中の描写が長過ぎる様に思った。
もちろんそこで、実験の過程や被験者の心理状態などを丁寧に描こうとしているのだが、
正直、やや退屈。
サム・ワーシントンがまるで宇宙人の様な姿になってからのドラマは俄然盛り上がるが、
SFサスペンスが好きな人なら楽しめるかも…。
それにしても、
サム・ワーシントンは、タイタンと云うタイトルの作品にやたら出てないか?