このレビューはネタバレを含みます
寓話みたいなもんなんだろうけどパニックが起こる前が狂い過ぎててちょっと入っていけない。
オダジョーの異常な正義感とかなんか嫌だったなぁ。
大統領候補がいい部屋いたりいいモノ食ってたりしたらコースが違うんだって考える気がするんだけどなぁ。。
そしたらアレは正義感じゃなくてただの僻みだし。
ていうかお前ら全員なんの惹きがあってあの船旅に参加したんだよ…。
あとなんかみんなふらっとあらわれる展開が多すぎて「またか…」ってなる。
最後の大オチも銃について見たことすらなかったら構えることも引き金引く事もできなくね、とか
そもそも母子しかいなかったら遅かれ早かれ滅びるか近親相姦かの二択になるわけで、びっくりしてたけどどうするつもりだったのか…。
まあ歳とってもあんな可愛いお母さんいたら血迷うのも無理はないな、うん、無理はない!
「なんで大便と小便を分けるんですか?」
「おしっこは野菜に効くって聞いたことがあります!」
とかの藤井美菜のバカなというか不思議な日本語は面白かったけど、
作品としてはインディーズ監督的な洗練されてない荒さをインディーズ映画的な予算、規模感で作ったような、悪く言うと阪本裕吾監督の映画に毛が生えたような感じ。
セクハラ問題の渦中にいて作った映画がこれとかなかなかイカレタ人だなキム・ギドク。