人間の時間のネタバレレビュー・内容・結末

人間の時間2018年製作の映画)

인간, 공간, 시간 그리고 인간/Human, Space, Time and Human

上映日:2020年03月20日

製作国:

上映時間:122分

3.0

「人間の時間」に投稿されたネタバレ・内容・結末

興味深くみたし、さすがキム・ギドクであるが好みではない。残酷描写は抵抗ないが、ラストまで彼女は暴力の被害者であるのが私にはひっかかったのかなー。息子を抑えつけて自分から乗っかる、でもよかたのでは?この映画なら。とか、考えてしまうなー。それでもやはり暴力は続く、という感じになるしねー。なんか、彼女はキレイまま(人肉食ったが)あるいは捕食される側のままにしたいのか?息子への加害者になる方が納得かなー?とか、いろいろ考えたのです。
子供の頃、スイカの種を誤って飲み込んでしまうと、身体を突き破って芽が出てくるのではないかと心配だった。

おじいさんが種を直植えし始めたところで笑った。これでいけるなら、こっちの方が効率いいしな。
という具合に残り30分くらいでようやく独自性が出て面白くなってくるけれど、それまでがとにかく長い。どこかの青年漫画で見たような展開が1時間半ほど続く。ヤクザが柄シャツ集団だったり、台詞がベタベタだったり。しかも順当に強い者が生き残っていく。
求めるべき意味なんてないという帰結のための前フリとしてならこの空虚さも頷けるけれど、それにしても長い! 必要だったにしても、もう少しやりようがあったのではと思ってしまう。 (キム・ギドクは昔観た『嘆きのピエタ』が面白かったので、空目して別人の作品を観たかと疑い始めるくらいだった。)

ヒロインが一人で人肉食べているところはよかった。たそがれの憂愁。仕事に疲れたOLもこんな顔してるわ。

そんな内容のわりには不思議と読後感は悪くない。連綿と続く流れの中の一人でしかないのだから、思い悩まず好きにやろうぜ!というメッセージを勝手に受け取った。



グロ耐性は比較的ある方というか、物事をあまり気にしない方なので、インドカレー屋で骨付きチキンカレーを食べて帰った。
シネマ・ジャック&ベティにて鑑賞。
おー、漂流物ですなー

異世界漂流物ですが、舞台は空飛ぶ船の上です。
なんかの表紙に天に登ってしまった船

異世界漂流としては、観たいものは全部観れるという感じ
異世界漂流物は長くなっちゃうので、映画でやるにしてはだいぶ厳しいのかな?と思ったのですが、
意外と観たいシーンを抽出したらこれくらいになるなーというのが全部観れます

でもまあ、そこが主題じゃないのはなんとなく伝わります
海の上を走っている序盤の船の段階でだいぶ治安が悪い
一般人が普通に乗るような旅客船にもかかわらず、レイプは横行してるし
次期大統領候補も乗ってるし、ヤクザも乗ってる

食事もみんな甲板でめいめいにトレーに入った配給みたいな食事をとってる
次期大統領が豪華な食事をしてたら不公平だと初っぱなから文句をつける
「なんか高めの代金払ってるのかなー」と流してしまいそうですが
映画のキャラはみんな平等にするべきだとブチギレ

結構突拍子もなく、ぎこちないんですけど、
たぶん、まっすぐにストーリーを語っているのではなく
神話的に表現して、何かを表象してるんじゃないかなと

とりあえず、この船の上に小さな国家を再現したんですかね?
政治家と軍隊と虐げられる民衆

ストーリーは人間→空間→時間→人間 という順番で進むのですけど、
どういう意味があってこのタイトルがついているかは調べないとって感じなのですが、

最初は人間の誕生でかなり秩序のない状態です
危機的な状態に陥って、秩序立てて政治を行うのですが
ここに利権や階級が生まれます
身分の話はかなりたくさん出てきました
それで、不満爆発するのですが、
政治家や権力者たちは邪魔になった民衆を虐殺します
これは人為的にしろ、自然現象にしろ人間の滅亡を示しているんですかね

最後は母親と子どもだけが残って新たな人類史がはじまります
最後の地球の映像も歴史の始まりって感じです

結局、また暴力の歴史が始まるって感じの終わり方でしたが。

大きくは人類史を批判してるんでしょうけど
この物語の主人公に日本人を配置することで韓国社会を批判しているようにも見えました

これは日本人だから穿った見方かもしれません
日本でもそうですが、韓国への批判は根拠がないものも多いです
日本人への加害から事態が急変する同作
政治家もヤクザも民衆も、ひいては恐らくインテリ層も日本人を攻撃していました。
日本と韓国の関係はよいとは言えませんが、攻撃的になって相手と接するのはやめようという批判があるのは読みすぎでしょうか
日本人を韓国人だらけの空間に2人だけ配置し、1人はすぐに殺されてしまいます
日本人をわざわざ配置した理由をそのように読んでしまいました

まだまだ完全とまでは言いませんが、
若い方々を中心に、お互いへの悪感情は少しずつ感じさせない交流が始まっているように思う昨今。

この映画のように一度全てをリセットして、新たに始まる歴史が暴力の歴史では意味がないではないとなどと感じ取りました。
舞台設定は一見ファンタジーかと思えるようなものであり、韓国語と日本語が相互に飛び交う状況でありながら特に通訳を介す事なく強引に話が進んで行くので、乱暴な作品なのかと思いきや、実際は社会の縮図そのものと言って過言ではない世界観となっている

強者が弱者から搾取し、その弱者が更なる弱者を虐げる
野望が大きいと欲望も大きくなるという作中の台詞が刺さる

基本的にどの登場人物にも不平不満を抱き、なおかつ搾取する人間の本能に従った行動が真っ直ぐ過ぎる行動で鑑賞者の心を抉り出す

政治家息子の綺麗事言う癖に、ちゃっかりおこぼれにはありつく姿は見ていて本当に吐き気がすると同時に、ある意味で本当に人間らしいと言えるかもしれない

最後の意地悪とも言えるオチも、ある程度予想できてしまった自分が嬉しいやら悲しいやら
まず、タイトルですが、
邦題『人間の時間』がそもそも間違っておる😱💦
原題『人間、空間、時間、そして人間』そうだ、そのまんまだ❗️これなんだよ‼️笑
タイトルといい、ストーリーの中でも肝心な部分をはしょっているのがまた良いのか悪いのか...😅

物語の内容についてはもうキム・ギドクワールド炸裂なので、あえてそこは深くは触れません😁
確かにツッコミどころは満載です💦ほんとに(笑)
そもそも、設定がフィクション過ぎるし、こんなクルーズ船旅行あるかよ!って話だし、
何故か言語は通じ合ってるし(字幕か吹替か、時々頭パニック😵)
こんなにファンタジーなのに、人間、生(=性)のリアルさはモロ剥き出し😂
時間の経過が無茶苦茶やし🤣
終始こっちが宙を漂ってる気分です🤣

続いては、キャストですが。
これぞ無駄遣い👊というのかな、なんと贅沢な使い方を、これまた...😨って感じは、さすがギドク様👏www
オダギリさ...よなら~➰👋って、ほんと早かったなー😂
そして、これでもか❗️ってぐらいちょいちょい小出しのアン・ソンギ😆
ほんと、ちょいちょい挟むんだよ、抜くんだよアン・ソンギを😂
いやー、贅沢だわぁ✨
しかもね、あんな老いぼれた小汚ないじいさんなのにね、何でしょう、汚ならしさが一切無いの😲
あんな惨い事してるのにね、品があるの❗️嫌味なく出ちゃうのよ~彼自身の品の良さが😍笑
あとはグンさんね👍️
普段は華奢なイメージの彼が、ちょっと肉付きがよい感じの姿には、何故か妙な色気を感じて良かったですよぉ👏笑
これまでキム・ギドク作品に出演したことのある役者さんが多いので、
あの人見たことあるー❗️って発見するのもまた楽しみ😁

今回の作品も、テーマがデカすぎて盛り込みすぎて、どこに終着するか分からないハラハラ感と、
私的には全くグロくはなかったけど😜、人間が極限まで追い詰められた時の理性と欲求、本能の部分での葛藤だったり、生々しい姿を観てるドキドキ感と、様々な感情が入り交じった、ほんとに宙に浮いてる感覚で楽しみながら大いに悩まされましたね💧笑
普通の感情では絶対に最後まで観れません😓
一度どこかで頭ぶつけてから観た方がいいかもしれない😂www

結局、人間は欲と本能で生きてるし、その欲を満たす為なら...そういう人間の根本的な恐ろしい部分を今作でもしっかり表現出来てたと思う👏
人間は繰り返す、良くも悪くも。
所々に性的な表現(間接的ではあるけど)もちゃんと盛り込まれていて、一見意味が無さそうでも、ちゃんと意味があるシーンが多いような気がします😔

ただ、あれだけ贅沢な物を食べてきたのに、突然、今日から人食種だー!って言われて、人の肉が食えるものなのかね?😅笑
そして、他人の為に自分の肉を削ぎ、命まで捧げられるもんかねぇ!?💦
人間の骨ってあんな素晴らしい肥料になるんだね~🙌爆
突如世界とはかけ離れた空中に浮かんでしまった船の中では社会的な秩序が失われた自然な人間の性質が問われる

人間の本質は暴力にあるっていうリアリズム的な考え方に対する、それでも人間が生きてきたのは理性によるものだというリベラリズムの反論。でもリベラリズムは暴力に支配されるって堂々巡り。
鶏と卵っていうのはそんな人間の本質の追求にある堂々巡りに対する比喩的象徴なのかな
終始イライラする映画だった。終わって監督のインタビューとか調べて更にイライラした。
ミソジニストがただ自分の加害を肯定しているようにしか見えなかった。
今まで見た映画で最下位を争うくらいつまらん上に監督も嫌いになった。
船に乗り始めの食べ物もあって余裕のある人たちなのに、男側の理性は最初っから皆無。男が理性を抑えられないのは仕方ないとでも言うような描き方。挙げ句の果てに、被害女性に被害を受けたことはどうでもよく感じてきたなどのようなことを言わせる始末。こんな感じだったから、余裕が無くなった人間との対比がされてなくて、何を言いたいのか分かんなかった。
映画としても面白くなかった。最初から違和感すごい不自然な展開、人物設定で、日本語と韓国語で喋って通じてるのに、途中から韓国人が日本人と日本語で会話し出す。なんかディテールも適当だなって思った。あと展開が読めるというか、次この人がどう行動するかが分かる。普通に生活していて分かるようなことをわざわざ描いてる感じ。それも男目線で。人間としてではなく。なんでこれを自分で映画にしようと思ったんだろう。
metoo運動で訴えられたやつが描くと更に何も伝わらない。
終始宗教ぽい雰囲気は苦手だが、今作に、出てくるヤツが分かりやすくクズで糞みたいな心情や本能のみの行動に引き込まれた。
序盤の部屋と飯に難癖つけるあたりはいちいち細かい平民に違和感。
飢餓によるパニック映画は久しぶりで興味深かった。
どうせならとことんグロく描いて欲しかったがちょっと描写が弱かったのが残念。
隠れている人を斧や包丁で粗く惨殺していくシーンは通り魔的でリアルに怖い。
ただ設定とかは不謹慎極まりない。
インパクト的には結構なもの。
ミッドサマーなどのちょっとおかしい狂った映画が大流行する世の中だが、この作品の万人受けは難しい気がする。
ラストまでなかなかの鬼畜。
ナスビ似のヤクザがええ感じと思ったら網に囚われた男の主人公だった。
予備知識あまりなく見たのでどこかでみた日本人女優が主演なのも驚いたしオダギリジョーがいたりチャングンソクがいたのが驚いた。
ビンタが効果的に使われていた。
母国語を無視して成り立つ会話の設定は面白いしチャングンソクの片言も何か良い。片言日本語はお嬢さんを思い出した。
1. 初版2020.04.16

❶相性:消化不良。

➋キム・ギドクの監督作品は36歳の処女作の『鰐~ワニ~(1996)』から58歳の本作まで、日本で劇場公開された19作の全てを観ている(下記❿を参照)。
相性の良い、好きな監督であり、個人評点は100点から50点、加重平均値77点と高い。

➌さて、本作の出来は? 残念ながら同率最下位。

❹本作の原題の直訳は「人間、空間、時間、そして人間」。このタイトルに従って、4つの章に区分して描かれている。順序は正順なので分かり易い。

❺ジャンルは、ダーク・ファンタジー或はディストピアの寓話。
①退役した軍艦を改造したクルーズ船で、1週間ほどの旅に出る。クルーズ船と言っても乗客、乗員合わせても数十人の小規模である。
②主な登場人物は、
ⓐ主人公となる日本人の新妻イヴ(藤井美菜★日韓を股にかけて活動する女優)、
ⓑその夫で日本人のタカシ(オダギリジョー★ゲスト出演程度で直ぐ殺されてしまう)、
ⓒ次期大統領候補の議員(イ・ソンジェ)、
ⓓ議員の息子アダム(チャン・グンソク)、
ⓔ議員の警護役のギャングのボス(リュ・スンボム★『The NET 網に囚われた男』で主役)、
ⓕ謎の老人(アン・ソンギ★韓国を代表する名優)、
ⓖその他大勢として、韓国人の娼婦たち、
ⓗそして、船長(ソン・ギユン)以下のクルー。
③乗客たちは初めは珍しい船内をあちこち探検し、アルコールやドラッグを含む飲食を楽しんでいたが、議員一行だけが部屋も食事も特別待遇であることに他の乗客が気付き、不満が高まる。
④それがやがてレイプ、暴行、暴動へと発展していく。
⑤ある日、船が突然異次元空間にタイムスリップして、空中に浮かんだまま、戻れなくなってしまう。
まさに「空飛ぶ幽霊船」である(笑)。
⑥暴動は殺し合いとなり、身籠ったイヴとアダムと老人の3人だけが生き残る。その後、アダムと老人も死んでしまい、イヴ一人になる。
⑦数年後、イヴと息子は老人が育ていた植物を成長させて食いつないで生存していた。
⑧さらに数年後、息子はイヴに性欲をもよおす・・・・。

❻生き残るのが、「イヴとアダム」であることから、旧約聖書の『創世記』や、ジョン・ミルトンの『失楽園』、そして「ノアの方舟」がモチーフになっていて、それ等に人間の「食欲」、「性欲」、「生存欲」等をミックスしたギドクワールドを描いたもののようだが、消化不良に終わった。

❼論理的に考えると、あまりにも矛盾と疑問が多すぎる。例えば生存に一番必要な水の問題等。
かと言って、感覚的に見ると、キャラが単純化され過ぎていて、一本調子で、説得力に欠ける。

❽他に、例えば、日本人と韓国人が夫々自国語で話しているのに難なく理解出来る等の不思議(笑)はあるが、これ等は許せる。

❾これがギドクの未来の世界観だとすれば、悲しいと思う。


❿トリビア:キム・ギドク監督作品

(1)劇場公開作品全19本とマイレビュー

①『鰐~ワニ~』(1996) 2007/05鑑賞:50点
②『魚と寝る女』(2000) 2001/10鑑賞:80点
③『受取人不明』(2001) 2005/05鑑賞:80点
④『悪い男』(2001)2004/05 鑑賞:80点
⑤『コースト・ガード』 (2001) 2005/05鑑賞:80点
⑥『春夏秋冬そして春』(2003)2004/11 鑑賞:80点
⑦『サマリア』(2004) 鑑賞:2005/05鑑賞:80点
⑧『うつせみ』(2004) 2006/05鑑賞:80点
⑨『弓』(2005) 2006/09鑑賞:60点
⑩『絶対の愛』(2006) 2007/05鑑賞:80点
⑪『ブレス』(2007) 2008/07鑑賞:60点
⑫『悲夢(ヒム)』(2008) 2009/02鑑賞:80点
⑬『アリラン』(2011) 2012/04鑑賞:70点
⑭『嘆きのピエタ』(2012) 2013/07鑑賞:98点
⑮『メビウス』(2013) 2014/12鑑賞:80点
⑯『殺されたミンジュ』(2014)2016/03鑑賞:95点
⑰『The NET 網に囚われた男』(2016)2017/03鑑賞:100点
⑱『STOP』(2015)2017/06鑑賞:50点
⑲『人間の時間』(2086)2020/04鑑賞:50点

(2)劇場未公開作品6本

①『ワイルド・アニマル』(1997) 鑑賞:未公開
②『悪い女』(1998) 未公開
③『リアル・フィクション』(2000) 未公開
④『アーメン』(2011)未公開
⑤『Din』(2019) 未公開
⑥『Izzy Got the Frizzies』(2019) 未公開


2. 追記2020.05.05

❶賞:
①Strasbourg European Fantastic Film Festival 2018(仏):ノミネート:Best International Feature Film
(Ki-duk Kim)

➋評価:
①Rotten Tomatoes:5件のレビューで、批評家支持率は20%、加重平均値は採点なし。
②IMDb:513件のレビューで加重平均値は5.6/10。
★海外の評価は上記の通りで、理解されにくいようである。
寓話みたいなもんなんだろうけどパニックが起こる前が狂い過ぎててちょっと入っていけない。

オダジョーの異常な正義感とかなんか嫌だったなぁ。

大統領候補がいい部屋いたりいいモノ食ってたりしたらコースが違うんだって考える気がするんだけどなぁ。。

そしたらアレは正義感じゃなくてただの僻みだし。

ていうかお前ら全員なんの惹きがあってあの船旅に参加したんだよ…。

あとなんかみんなふらっとあらわれる展開が多すぎて「またか…」ってなる。


最後の大オチも銃について見たことすらなかったら構えることも引き金引く事もできなくね、とか

そもそも母子しかいなかったら遅かれ早かれ滅びるか近親相姦かの二択になるわけで、びっくりしてたけどどうするつもりだったのか…。

まあ歳とってもあんな可愛いお母さんいたら血迷うのも無理はないな、うん、無理はない!



「なんで大便と小便を分けるんですか?」

「おしっこは野菜に効くって聞いたことがあります!」

とかの藤井美菜のバカなというか不思議な日本語は面白かったけど、

作品としてはインディーズ監督的な洗練されてない荒さをインディーズ映画的な予算、規模感で作ったような、悪く言うと阪本裕吾監督の映画に毛が生えたような感じ。

セクハラ問題の渦中にいて作った映画がこれとかなかなかイカレタ人だなキム・ギドク。
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