騙し絵の牙のChunkieのレビュー・感想・評価

　小説版から大泉洋を当て書きしていたという本作。当然それを目にして興味は沸いたが、未読のまま鑑賞してしまった。

　作品のストーリーというよりは、″大泉洋″という人間のキャラクター性からなる暴れっぷりを期待したが、予想を反して松岡に魅せられる。良い意味で裏切られた。

　もちろん大泉さんのジョーカーっぽさがゆえの持ち合いも遺憾なく発揮されていて、最後まで彼の魅力が炸裂していた。

　だが、やはり松岡のしたたかさと彼女の芝居巧者には感服した。まさかここまでとは。お見それいたしました。