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SPL 狼たちの処刑台のbopapaのレビュー・感想・評価

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)
3.3
2019年 121本目

香港ノワールSPLシリーズ3作目。シリーズといっても繋がりは無く、同じ出演者が別の役を演じて、超絶アクションが楽しめ、更に誰も救われない胸糞ストーリーが展開される(ココ大事)のが共通項。


今作もまあ〜ハリウッド作品ならこの人は死なんだろって展開が見事にひっくり返されます。しかし「アクション監督サモハン」って、なんて安心出来る言葉なのでしょうか。

ひとつひとつのアクションがホントにカッコ良い。キレとかスピードは前作SPL2(ドラゴン×マッハ)のが上ですが、あれと比べちゃあいかん。マックス・チャンの化け物アクションと比べられたら流石に可哀相。

それでもマンションの格闘や精肉工場の格闘など、見応えありました。

見所としては地球最凶クラスの鬼畜秘書、こいつの存在に尽きますよね。時々映画の中で鬼畜番長みたいな市長や社長や大統領が出てきますが、お前らみたいなのがホントにいるかも知れんと思ったらもう怖くて海外旅行とか無理です。

ストーリーとしてはやはりドヨーンと重いので、ラストにスカッとさせてくれよ〜!と期待してましたがこのシリーズって全作品誰も救われないんですよねそう言えば。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ボーダーライン」でのベネチオ・デル・トロさんや、「96時間」シリーズでのリーアム・ニーソンおじさんくらいラストに気持ち良い全滅アクションしてくれるのを期待してましたが、これはこれで仕方ないか。の選択。

出演者が少しずつ変わりながらも続いているこのシリーズ、第4弾があったらやっぱり観ちゃうんだろうな〜。
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