ぜにげば

若おかみは小学生!のぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

泣きました。
優しい世界だったなぁ。
はぁ…
両親をなくしたおっこちゃんの成長の物語で、友達や3人の幽霊、旅館の人達とお客さんを通して成長する。
ずーーっとポカポカするような微笑ましい雰囲気で物語が進むのは心が浄化されるし、ちゃんと両親の死を受け入れられない感じからその事故の当事者(兼被害者)のお客さんとの出会いで、大きく成長した瞬間にもう抱きしめてあげたくなる。
被害者じゃなくてあくまで若女将です!と、そんなことが言える小学生いる?大人になったなぁ泣
エンドロールでお母さんがおっこちゃんを身ごもってる時にスズキ(とウリボー)に、私に何かあったらこの子をよろしくねみたいなことを言ってて、言われた通りウリボーが守ってくれたんやなぁと思うとより浸れる。最高…
ただ気になった点もあって、最初の方にでてきたイケメンの茜が、プライドが高そうな性格なのに最初っから母親の死を隠す気が1ミリもないのが少し違和感。序盤は触れられたくない感じをもっと出して欲しかったな。なんだかんだべらべら喋るし。
それと最後の「私をひとりにしないで!」ってセリフがフラれてヒステリックになったメンヘラ女が言いそうなフレーズすぎて、そっちを一瞬連想してしまったので、そういうワードをチョイスして欲しくなかったな。ちょっとノイズに感じてしまった。



作画的にスゲーなーと思った点はメガネをかけてるキャラクターのメガネに目が写りこんでて、そこがリアルだったのと、水龍さんとのお買い物の時のストローでジュースを飲んだあとに少し水嵩が増したのがリアルだなぁと思った。激しく動いたりするアニメじゃないのに丁寧ですごく好き。
ぜにげば

ぜにげば