このレビューはネタバレを含みます
「僕は自分のために作って自分で食べる」
そもそもヘミとベンはグルっぽいんだよなぁ。
ヘミの思い出話に対してジョンスは「そんな事あったっけ?」というリアクションしか取らないし。
ベンの家に化粧品や女物のアクセサリーがあるから、男に偽りの恋人を与えて、それを失わせる事が彼の言う″他人のビニールハウスを燃やす″ということなのだろうか?(↑の料理に関するベンの台詞とも呼応するし)
いや、三人で鍋を食べてる時にヘミが「存在を消したい」と言ってたので、女性に新しい人生を与えるのがベンの仕事か?
ん~…ただでさえ148分もある上に一つ一つの台詞や描写に解釈の幅があるのでもうしばらく本作を咀嚼しきれそうにないなぁ。
イ・チャンドン監督だから只ならぬ作品だとは思ってたが、彼の作品の中でも特に掴み所がなく一筋縄ではいかないモノが出てきて困惑してる(汗)。