ゴン吉

ファイティン!のゴン吉のレビュー・感想・評価

ファイティン!(2018年製作の映画)
4.0
アームレスリングを通して家族を描いたヒューマンドラマ。  
マ・ドンソクが主演、クォン・ユル、ハン・イェリ、チェ・スンフンらが共演。

韓国で生まれたマーク(マ・ドンソク)は子供の時にアメリカに養子に出されるが、養親とも死別し、ロサンゼルスで孤独に生きてきた。そんな彼は数々のアームレスリング大会でメダルを獲得したが、八百長疑惑をかけられて協会から除名されていた。用心棒をしていたクラブで知り合った若者(クォン・ユル)に誘われ、祖国韓国でアームレスリングの試合に出場するため韓国にやってくる。産みの母の家を訪れ、妹(ハン・イェリ)と二人の子どもたちと出会う…   .  

マ・ドンソクが、不器用で朴訥だが力強くて純朴な頼れる兄貴を好演している。
アームレスリングの映画はシルヴェスター・スタローン主演の「オーバー・ザ・トップ」(1987年)が有名だが、本作でも主人公が「オーバー・ザ・トップ」に感動してアームレスリングの世界に入ったという設定が興味深い。
マ・ドンソクの50センチもある上腕筋の腕と分厚い体が素晴らしく、まさに頼れる兄貴。
本作のテーマは家族で、2人の子供たちが表情豊かで愛らしくストーリーを盛り上げる。
作中で裏切りやまさかの真実が明らかになるが、最後は王道のほっこりできる温かい作品です。
「母さん ここに来るのが遅くなってゴメンなさい 母さんのおかげで 僕にも家族ができました 感謝します 母さん 会いたいです そう一目 会いたい」 

2024.3 TOKYO MX2でTV鑑賞(吹替)
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