玉造

ビリーブ 未来への大逆転の玉造のレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.8
人間は平等だなんて理想論。
実際は性差別なんて未だに世界中にある。
もちろん昔から比べたら少しずつ女性が活躍出来る場所は増えているし、女性に対してのハラスメントが問題になり認知されている。
おじ様達はさぞかし働きづらい世の中になったと思っているだろう。

平等の国アメリカでも南部の方では古い慣習が残り、良い妻、良い母親を求められている。
1970年代はまだまだ女性が弁護士になるとか、結婚して子育てをしながら働くなんて珍しかったのだろう。
何より夫のマーティンなしでは活躍出来なかっただろう。
夫が家事、育児分担だって当時は協力する人は稀だったと思う。

法律は先例が全てだと聞く。一度判決が出れば、それを覆すのは難しい。時代は変わっていくのに、何十年前の判決が軸になる。
変える事が出来るのはルースのような決して諦めない信念を持った人だろう。
玉造

玉造