misty

ビリーブ 未来への大逆転のmistyのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.0
わたしが今働いて夜に映画観に来れるのも過去の先例の積み重ねの結果であって、その先例たちもどこかで覆されてきた歴史の一部であることだなあと深く染み渡った。母から娘へ受け継がれ確実にアップデートされていく女性の在り方が心強く、これからもきっと変わっていく。

不平等な法がまかり通っているのはそれで得をしている層がいるからで、法だけじゃなく社会には今でも得してる人と損してる人がいる。別に女性は男性の「席を奪って」大学来てるわけじゃないっしょ、じゃあ君ら勉強しろよと言ってやりたいけどまだ入試の不正は存在してるのだった…と、今になりつらみ…そうでした…

『ドリーム』と同じく邦題がちょっと…という感じなんだけどon the basis of sexはどう訳せばタイトルぽくなるだろう。これは性差に基づき「女性は家庭へ」だけじゃなく「男性は外へ」でもあるという話なのでビリーブするのも大事なんだけど、やっぱりこれでは取りこぼしが大きい…難しい…

女性の服装がすごくおしゃれで良いな〜と思った。トレンチコートや髪に合わせるスカーフってとてもすてき!それも年ごとに女性のオシャレ幅が広がっている表れにも見えて、現代でもまだまだ前途多難だけど時代もまた「勝手に」変わっていくものなのかもなあと少し希望が湧いた。
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