邦題で壮大にネタバレしてるのもどうかと思うのだが、基本的に裁判モノは好き。
ただ、邦題にも謳っている「大逆転」の描写が弱すぎないかな。なぜ裁判の流れがそこで急に変わったのかが分かりづらい。
キーとなる単語や表現はこれだろうなと分かりはするのだけど、「え? それだけで?」と思ってしまう。
実話をベースにしてる話らしいから、現実としてそうだったんだろうし、仕方ない面はあるだろう。
でも映画として描写した場合に、空気が劇的に変わったとは見えないし、ただの御都合主義に感じてしまう。
その原因がシナリオなのか、セリフ回しなのか、演出なのか、主演の演技力なのかは分からない。
旦那さんがとても良い人。そして娘さんがシッカリしてて微笑ましかった。家族の物語として捉えるなら、いろいろ感じさせてもらえて良かった。
最後、急に老婦人と入れ替わって戸惑ったが、ご本人さんでしたか。