ユースケ

イップ・マン外伝 マスターZのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【イップ・マン 継承】の詠春拳同門対決でイップ・マン(ドニー・イェン)に敗れたチョン・ティンチ(マックス・チャン)のその後を描いたスピンオフ作品。

確かにマックス・チャンはチャック全開でもカッケーし、アクションはキレッキレだし、封印していた詠春拳を解放するデイヴ・バウティスタとの対決はアガりましたが、ストーリーと演出が圧倒的に平凡。【イップ・マン 継承】のレビューに「マックス・チャン主演のスピンオフが公開されし時、マックス・チャンの時代がはじまる!」と書きましたが、これじゃ何もはじまらないはずです。
デイヴ・バウティスタは【アイアン・フィスト】の虎拳を使うべきだし、詠春拳を解放するきっかけはパチモンのバットマン人形の修理ではなくバティスタボム返しにするべきだし、クライマックスはワイヤー&CG全開のドロップキックではなく7歩以内なら拳は銃より強いの伏線回収にするべきだし、トニー・ジャーも、ミシェール・ヨーも、ユン・ワーも、もっと上手に使って欲しかったです。

みどころは、マックス・チャンとリウ・イエン(巨乳)のイチャつきよりもマックス・チャンとシン・ユーのイチャつき。
拳を交えながら信頼を確認し合う二人をずっと見ていたいとニヤニヤしながらも、「シン・ユー、今回も絶対に死ぬんだろうな…」と悲しい気持ちになっていたのは私だけではないはずだと思います。

マックス・チャンに栄光あれ!マックス・チャンの今後の活躍に期待しております!