どうしても昨今の香港の政治情勢と重ねてしまうのは思い入れが強すぎるのか。
余りにシンプルな権力と市井の民の怒りの声の対図が実に心地良い。
バティスタの役者としての力量と肉体が、物語に色気と重厚さを加えており、アジア映画における外国人役者ショボ問題を軽く一蹴。
ネオンに彩られた香港の夜の街。
今でも夜總会が立ち並ぶ油麻地か佐敦か。
いずれにしても尖沙咀。
目をこらせば"尖尖"という名の映画館の看板が顔を覗かせていた。
明日は、本作の親子と同じ粥と油條のシンプルな朝食でスタートしよう。
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ブランデーを拳さばきでやり取りするシーンが最高。