とにかくヘンテコな映画。幼少期にドラゴンと遭遇したというとんでもない経歴を持つ主人公は最後まで情緒不安定で怖いし、一連の事件の黒幕は動機がとにかくド逆恨みで意味不明だし、最後の最後に出てくる”アレ”はなんというか、もう凄いとしか言えない。で肝心のアクションも当然マックス・チャンはキレキレなんだけど、カメラワークがそこまで良くないので大して盛り上がらないのがつらい。とまあ所謂”駄作”にカテゴライズされる要素ばかりの映画ではあるが、全体的に憎めない独特の雰囲気も何となくあって、何とも言い難い映画だったな。フルーツ・チャン過去作を観ておけば全体像を掴めるようになるのかもしれないけど
