深田ポルナレフ

ブラック・クランズマンの深田ポルナレフのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.1
1970年代のコロラドスプリングス警察署で初の黒人刑事となった男が、危険な白人至上主義団体に電話をかけ、巧妙な話術で自身を白人男性と思い込ませて入会面接を取りつける。彼は替え玉として同僚の白人刑事を送り込み、危険な前代未聞の潜入捜査を進める〜話。

実際にあった白人による黒人差別や黒人達による白人に対する決起集会、ユダヤ人迫害、黒人がアメリカで生活する事で起こるトラブルなど全てを上手く纏めててわかりやすかった。

最後実際にアメリカで起きたデモの内容が差し込まれたり、明らかな黒人差別、ユダヤ人差別が映されるのだが、感化されやすい人が見たら思想歪みそう。

この映画において白人至上主義、黒人差別の代表格でもあるフェリックスがとても良い役割をしていたな〜

黒人警官のロンもユダヤ人警官のフリップどちらも魅力的なキャラだったし、白人至上主義団体KKK、黒人開放活動党のブラック・パンサー党、そのどちらも見応えがあり素晴らしかった!

個人的にはフェリックスの奥さんが1番いい役してたな。明確な理由はないが黒人,ユダヤ人が憎くてKKKに協力する、そんな背景がよかった。

内容が濃くて尚且つ実際に起きた事なので最後まで色々考えさせられる事が多い、良い作品🎬