ひらり

存在のない子供たちのひらりのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
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僕を産んだ罪 として両親を告訴。
両親が出生届けを出さず記録もない誕生日も知らない。歯から推定年齢。
そんなことってあるの。
私はなんにも知らずに生きてきたんだな
知らずと言うよりも、知ろうとしてなかったな。
日本はどうなの?と思い検索してみたら、無戸籍者1万人いると。
なんにも知らなかった。
どんだけ自分は幸せな日々を過ごしてるんだろう。
この映画によって、思い知らさせました。

主人公のゼインの表情がたまらない
どうしてあんな目をしてるの
どうしてあんなにたくましいの強いの
どうしてあんなに賢いの 

ゼインの行動に胸が張り裂ける思い
妹のサハルを想う気持ちは親以上
大切な妹を想う気持ちが強かったゆえの行動。人を刺してはいけない事ですがゼインの優しさ、やむにやまれずとってしまった行動かと。

お父さんお母さんゼインを止めて欲しかった。悲しすぎる。
ゼインの”育てられないのなら産むな”ズシーンと突き刺さった。
あんな子供に思わせるなんて言わせるなんて

出演者のほとんどが素人でゼイン一家は内戦から逃れて難民生活をしていた家族だと後から知りました。
だから、あの眼差しだったと。
私の☆は作品の評価ではなく満足度
今回も点数はつけられませんでした。
上映最終日に鑑賞することが出来て良かった。
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