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ドッグマンのsnatchのネタバレレビュー・内容・結末

ドッグマン(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

え、終わったか😑と…感想が出て来ず🤯予告編はナンバーワンの映画だったな! で終わりそうになりましたが、主役マルチェロを演じた俳優さんは、今年観た映画の中では一番見応えがあった!帰り道、監督は何故この映画を作ったのだろうとよくよく振り返ってみました…
ー 暴力を掴み見せる映画🎬
ご近所さんとのサッカーが楽しみな小柄なオヤジトリマー マルチェロ。犬を愛し犬に愛され、そして宝物の娘を心から大事にするパパ🐶 しかし、彼には娘に見せたくない部分もある。恐らく昔から一緒だった暴力男シモーネに抗わず、友達と思っていたいから金を分けてくれるのならとシモーネの犯罪を手伝い、身代わりだってする。いつまでたってもどうしようもない二人の関係かと思っていたら、爆音立てるシモーネの暴力の象徴 オートバイが黙しているのを見た時、マルチェロは初めて暴力を振った。この時から、ゼロだったマルチェロの暴力が始まる、それが一番怖かった。愛娘との愛情も勝てない、あんな優しかった男が自分を超えてしまった暴力。こんなことが、ありえない事ではない今の世の中が浮かんできて怖くなった。
でも、最後のマルチェロの表情は、何もかもを失った、俺は空っぽの人間になってしまったんだと思っている、と私は思いたい。
映像の持つ暴力的な空気感は凄くいいです‼︎ じわりじわりときます‼︎ 広場も遊具も人も忘れ去られたような錆れっぷりと、人通り少なく乾いてざらざらした映像はなんだか西部劇っぽくてくぎ付けでした🤩
後で、実話に基づく話しと知って驚いた😮
なんだか、この監督の「ゴモラ」が観たくなってきました‼︎
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