ゆき

誰もがそれを知っているのゆきのレビュー・感想・評価

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)
3.7
秘め事

それぞれに見出した真実を隠しながら過ごした時間を見た。
この監督は負の感情の映し方がとても上品だ。
大人同士がぶつかり合う度、熱量よりも人間の歪みが露わになっていく。
誰もが知っている事実と、過去と今の秘密が掛け合わされてできたいびつな関係性に見入ってしまう一作。
目は口程に物を言う。

×××
妹の結婚式のために帰郷した女性と、その子供たち。幼馴染や家族との再会を喜び、幸せな結婚式は順調に進んでいく中、彼女の娘が失踪した。巨額の身代金を要求され絶望の淵に立たされた一家は、次第に疑心暗鬼になっていく。
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