気になってた「アップグレード」を観てきた。
近未来、グレイは突如現れた謎の組織に妻を殺され、自分も全身麻痺となってしまうが、巨大企業のひきこもり科学者によって埋め込まれたAIチップ「STEM」の力によって麻痺を克服し、人間を越えた身体能力を手に入れる。マジか？！
グレイは脳内で会話するヴェノムみたいな「STEM」と協力し、妻を殺害した謎の組織への復讐を誓うってな話。
プロットは一見、知能指数低そうなB級設定でAIチップ埋め込んだくらいでそんなんなるー？うそやん！ってなるけどまぁ後はノリと見せ方次第。
埋め込まれたAIとの脳内会話を見てるとそりゃヴェノムとかアイアンマンだろってなるんですが見せ方はなかなか凝ったカメラワークでセンスは悪くないしサスペンスフルな展開でさすが「ソウ」シリーズ、「インシディアス」シリーズで脚本を手がけたリー・ワネル監督。設定の割には一筋縄ではいかない展開で“最後まで”魅せてくれました。
AIが発達してロボットによる介護や自動運転が当たり前の時代になったら本当にこういう感じなんだろうなとか思わせてくれる。
「STEM」なるAIチップは見た目ただのLSIチップみたいでしょぼいかったのが低予算がゆえアレでしたが一瞬しか出ないのでまぁいいか。お金のかけどころは上手いのかもしれない。
何はともあれ好みのダークな雰囲気でSFサスペンスB級映画の良作でありました♪
↓以下はネタバレになるかな。
この話のオチでもっと進化していくと「マトリックス」に
なるのかなって思ってみたりして…。
