玉造

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話の玉造のレビュー・感想・評価

4.0
三浦春馬くん追悼観賞中。

難病で身体が不自由な鹿野さんと鹿野さんを支えてきたボランティアの実話。

鹿野さんを演じる大泉洋が適役だ。実話の鹿野さんがどんな人だったかは知らないが、きっとこんなふうに自由に、ワガママに、人を笑わせる人だったのだろう。

ボランティアの人達の力がないと
生きていけない。
でも気を使うことはしない。だからボランティアの人達も振り回されるが、鹿野さんの深い愛情が伝わるからこそ、周りに支えて行こうとする人達が集まるのだ。

三浦春馬くんが出演している。
優しい医大生役で、自分に自信がなく、自らを偽善者だとして責めたりするが、鹿野さんの前向きな生き方に自分も前を歩いていく。

先がない人生を懸命に明るく生きてく映画だ。
生きたくても生きられない人達がいることを知っていたはず。

彼はもういない。
残念で仕方ない。
玉造

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