FATMAX夜食のデブロード

機動戦士ガンダムNTのFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)
3.6
ネオジオングやたらと《イデオン》の効果音使ってね??

って思いました。

終わり。

イヤ、終わらん!

ワシはMS(モビルスーツ)好きオジサンなので基本ソコがしっかり描かれてりゃ基本『合格!』とか言っちゃうスタンスであるw

タイトルこそ新型ガンダム"ナラティブ"だが、想像通りにNTという文字はダブルミーニングで今回の話はむしろソチラに比重が大きい。

話自体は大きくはない。しかも内容的に好き嫌いが割れそうな感じだとは思う。

個人的には(話の骨格が肉付けが薄いのか駆け足が過ぎるのか)キャラへの感情移入は若干しづらい部分もあった。徐々に分かってくる演出自体は嫌いじゃないが。

とはいえUCキャラのチラ出しはあざとくも上手でアガるし、個人的にタイトで《1本完結な作品》としては絶賛とまでは言わないが結構楽しんだクチである。

まぁ観て判断して下さいなw



だが、モビルスーツである。
ココは少々言いたい。

本来主人公の機体が原作からの改変その他諸事情で"ナラティブ"というガンダムタイプになったのは構わない。結果的にあまり主役メカとして濃い活躍をしないのもナルホドと納得は出来た。

ってかソコら辺は良いのよ。

そもそも"1年戦争"から始まるシリーズにおいて《本流》の正統続編の【ガンダムUC】を製作する時に「MSの動きにこだわる」という記事を読んだ事があり、事実他のラインはスーパーロボットアニメ的な質量を感じさせない動きも多く(勿論ソレはソレとして構わない。)、UCのシリーズはアニメ的演出を交えつつも要所要所であえて鈍重に動かしたりメカニカルな動きに力を入れていた。
CGを使用しながらも手書きにもこだわり宇宙世紀ならではの動きを意識していた事が観てて分かるのである。
確かにMS戦の比率が高いワケではないし あんなパワーインフレ状態のフェネクスやネオジオングに合わせるなら多少は仕方ないにしても〈少し動きが軽くないか?〉と思ってしまった。ソコが残念。
MSのチョイス/リファイン/設定その他諸々はサスガであるがゆえに余計気になってしまった。

そもそもメイン以外のMS活躍度がそこまで高くないんだから仕方ないっちゃ仕方ないのかも知れんけど。
MS好きという側面から見たら少し残念。

話自体は結構好きですよ!
グリプス戦役時代のあの黒い奴等を絡めたしりてる所とかアイツら嫌いマンからしたらますます

「テメェらぁー!」ってなるしw
(↑こういうの意外と大事w)

トータル
『 まぁまぁ面白かったです。』