このレビューはネタバレを含みます
リコール問題は度々ニュースでは聴くけど、隠されて判明しなかったらどうなるのか、ということにはまったく気にしていなかった。
想像力の欠如。こうやって大の大人が色んな人を巻き込んでみんなで仕方無しに隠蔽してるんだなと考える一助になった。
池井戸作品に出てくる会社には縁がないので、社会の勉強として知れて楽しいです。ただ香川照之がミッチーを会議で追い詰めるシーンは既視感が有り、どんな現場でも会議でも「上司が怒鳴ってるシーン」や「嫌味っぽく呆れられるシーン」は共通して恐怖なんだなと思った。
香川照之の演技は大袈裟過ぎるところもあるけど迫力で背筋が伸びてしまう。
あんな情けないミッチーを見るの初めてかも知れない。
八角がのらりくらりとぐうたらしたりしてる所から真相に近づくにつれて凄みが増してくるオーラの調節の仕方がすごい。ピッタリの役柄だったと思う。
片岡愛之助はただ巻き込まれただけで可哀想だった。パワハラをしたことには変わりないが…。
鹿賀丈史の笑い方と圧怖すぎる。
この映画怖い大人多すぎない？働くの嫌になってきますよ本当…
