hajime363

七つの会議のhajime363のネタバレレビュー・内容・結末

七つの会議(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

香川照之の“悔し笑い”が最高でした。揶揄ではなく、顔の表現力が圧倒的。

作品全体としては、前半が謎解き、後半が使命に燃える胸が熱い系の話なんですが、中途半端な印象。
前半に謎解きがあるせいで、観客が共感する対象としての登場人物達の熱量の矛先(解決すべき問題)が明かされるのが遅い、気がします。個人的には、いまいちのれなかったな。

あと、一番しんどかったのはラストの主張(原作にもあるのでしょうか?)
不正が無くならないのは共同体への帰属意識からくる日本人の体質(武士という表現)?みたいな。
主張の前段で「アメリカみたいに働く人が自立してて会社を辞めるという選択肢があればいいけど」という前置きをするのですが…そっちが答えになら無いの?今、時流的にはそちらになりつつありますが、という割と“反対寄りの意見”が沸々と笑

自分は会社員ですが、比較的自由な働き方をさせてもらっているので、そう思うだけで、日本の世論は違うのかもですね。不正とストレスは少ない方がいいですね。
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