川で倒れていた青年シンイチを木工店社長の哲郎が助ける。2人の生活と心の交流を描いた作品。
心の欠けた部分を埋めようとする哲郎、欠けた部分から目を逸らすシンイチ。
やり直せない後悔だらけの人生だけど、そんな痛みを知っているから優しくなれる。
言い出せない辛さを抱えた主人公シンイチの気持ちを見ていると心苦しくて。
嘘でも良いからやり直したい哲郎の気持ちも見ていても辛い。
生きろと言われるたびに現実が見えてくる。
このままじゃ誰も幸せになれない
自分の気持ちに向き合えたら、自分らしく生きる事ができるんだろう。
人間の弱い部分と踏み出すまでの葛藤が伝わってきました。