「正しい報道とは」
ミニシアター巡り第四回その2
引き続き北海道【シアターキノ】
もう映画好きの人は皆知ってるよね。もう聖地と言ってもいいくらい。
壁一面に書かれた映画関係者のサインは圧巻！！初めての人はあれだけで30分時間潰せるわ。
スクリーンは2つ。スタッフさんの映画愛に溢れた案内にニヤリとしつつ、更にオススメは併設された【キノカフェ/キノBAR】
BARなんて古本を読みながらワインが飲めてもう最高。色々食べ歩こうかと思ったのに一冊丸々読んじゃったわよ。
また、このシアターキノに行くまでの道が狸小路っていう通りなんだけど、そこの雰囲気も良い。
私が好きなアーティストがまだ売れる前狸小路にある薬屋の前で路上ライブをしていたんだけど、そこの聖地も巡れて個人的には大満足。
北海道は他にも【シアタートーラス】【大黒座】があるんだけどそれはまた別の機会に。道内移動は楽じゃない…
さて本作。
いかにマスメディア全般が届ける情報が不確かなものかを問いかける。
圧倒的に多数の人が信じている虚報に一握りの真実を伝える者は変わり者として、嘘つきとして扱われる。
観ていて先日池袋で起きた高齢者の運転により複数名が亡くなる事件を思い出した。
あの事件も一部の人たちは加害者をやれ上級国民だやれ勲章で守られてるなどと声を挙げている。
匿名の人たちが自分に直接関係ない事件に対して(もちろん痛ましい事件だけど)大声を挙げ、見知らぬ人に言葉などの石を投げつける状況がとても怖く思う。
でも、それも彼らなりの正義感なのかな。
ただ何が真実か、ネットの情報などを鵜呑みにせずしっかり見極めて自分の考えを持ってほしいな。この映画の主人公たちみたいに。
争いは"自分の意思を通そうとするあまり起きる"と何かの本で読んだけどホントにそうだよね。
意見なんてみんな違うんだからそういう意見もあるよねって思わないと衝突ばかり。
そう、職場のパートのオバチャンなんて正にそうや……
