FATMAX夜食のデブロード

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

3.6
《政府の失敗は兵士が購(あがな)う》

映画の出来/不出来は別に、たった1つのシーンやセリフでガッツリとやられてしまう映画って誰でもあるでしょう。

…え、無い??

……ウソ〜ん。

………イヤ、ある!あるハズ!!

この作品、ワシにとっては正にソレ!
上記のセリフを言う宇宙人感を消したトミー・リー・ジョーンズが表情/佇まい/言い回し 全てが最高にタマランのですわ!

内容だけでなくタイミング的にも【バイス】と被り、内容的にリンクもありながら目線だけでなく映画としての方向性も別モノ。
コチラはストレートに【大統領の陰謀】スタイルな作品である。

正直【バイス】の方が映画として評価が上なのはまぁ分かるw
コレは淡々としてるしタイトな時間で整理整頓も出来ているが、整頓され過ぎて抑揚が凪になりオーソドックスな演出も作用して終始"地味"。
クライマックスにガツンと来る感じでもない。TVのドキュメンタリードラマ的にも見えるのは事実。

だがソレでもあのセリフはワシのテンションを上げるに充分なパワーがあった。

好きなアクション映画に限らず、どうしても強大な相手に立ち向かう構図はワシ大好物でしてw

面白い映画としてはオススメしにくいが、しょうがないじゃないか!

〈惚れちゃったんだから〉