Dumbo

僕らの先にある道のDumboのレビュー・感想・評価

僕らの先にある道(2018年製作の映画)
4.0
“君のためなら天に昇って月を取る”


結婚は出来なかったけど忘れられない人…
いますか?

別れても嫌いになれない人…
いますか?

“時間が止まればいいのに。永遠に今がいい”
そう思うような恋をしたことありますか?

あの時、別れなければよかった…
後悔する事ありますか?


別れて、再会して…
ずっと好きなのに
ずっと一緒にはいられない…
でも気持ちが戻っていくところはいつも…

そんな悲恋のお話でした。



『少年の君』、『ソウルメイト』の
周冬雨(チョウ・ドンユイ)さんの出演作品を
もっと観たくて、
Ponihaさんにすすめていただいて観ました。
教えていただきありがとうございます。
(レビューを下書きのまま放置していたため、観たのはちょっと前です)


都会で夢を追いかける二人。
良い暮らしがしたいから、
お互いに結婚するのは違う人と…
だから二人は友達。恋人ではない…
同じ部屋で寝ても、一線を越えることはなく、
別々の道を歩いていくつもりだった。
でも…また偶然会ってしまったら?
心のざわめきを止められないまま、
二人はその先をどう進んでいくのか…


途中までは、素直じゃなくてすれ違う二人に、
もどかしくてちょっとイライラさえしたけど、

意外にも“あの人”の手紙で泣きました。

“よく食べるんだよ。疲れたら戻っておいで”

本当の家族って、
血のつながりとか、戸籍上とか、
そんなのはきっと関係ないんですね。


エンドロールが少し変わっていて、
いいなぁと思ってたら、
その先にまだ続きがあった!
そこでまさかこんなに泣けるとは…
ここが本当のラストシーンです。
エンドロールが始まっても
くれぐれも観るのをやめないでください。


“ごめん”の一言は
大切な人を失う前に

“愛してる”の一言は
まだ間に合ううちに

“幸せになろう”
“そうね”




結婚はできなかったけれど、
大好きだった人の事を思い出してしまい、
久しぶりに心がざわざわした。
あの人の人生に、私は要らなかったんだから
仕方ないけれど、
もし、繋いでいたその手を離さないでいたら、
ためらわずに“愛してる”の一言が言えたなら、
また違う人生になってたのかな…







Us And Them
Dumbo

Dumbo