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ゴーストライダーのJAMのレビュー・感想・評価

ゴーストライダー(2007年製作の映画)
2.9
「俺の目を見ろ!」

アメコミ繋がりで知った本作、その名の通り悪魔との契約を交わした主人公が不死身の燃え盛るスカルヘッドとなりバイクを乗り回し敵を叩きのめすという単純明快なストーリーとなっている。
主人公のジョニー.ブレイズを演じるのはニコラス・ケイジだったのだが、これが少し意外だった。てっきり若手の俳優が担当するのかと...前知識が無かったぶんその意外性はとても楽しめる物ではあったけどストーリーのテンポは良くすんなりと展開も頭のなかに流れ込んできた。が、説明不足の点もいくつかあり、それが気になってしまったというか違和感に繋がってしまった。アクションは痺れるようなシーンが多々あり、ゴーストライダーが激しい炎を纏いながらバイクでビルをかけ上がるシーンは胸を焦がすような思いにさせられたし。しかし、敵の倒される様は地味でライダーとしてのゴーストライダーの印象に比べると格段に下がってしまう(名台詞がある為に完全に地味とは言えないのだが)。そして一番気になったのは、敵の弱さだろう。強者かと思わせておいて落差が激しい、ゴーストライダーが強過ぎるのだろうがもう少し白熱した展開をどうしても望んでしまう。そこまでの演出や展開は嫌いではないのだけれど...うーん、個人的には出来映えは少し惜しいといった総評になる、ただのバイクがゴーストライダー仕様に変わっていく姿の高揚感など良い点も多く見られるのだが。
2ではどう話が展開していくのか
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