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探偵なふたり:リターンズのStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

探偵なふたり:リターンズ(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

英題: "The Accidental Detective 2: In Action"。

児童養護施設が臓器ファームとして使われていたというのは、カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』(2005)以降多用されるようになった作劇フォーマットだろうか。パッと思いつくのは『約束のネバーランド』(2016-2020)と『テスカトリポカ』(2021)だけだが。

前作から数年経ってからの公開年度だが、カン・デマンの子どもの成長具合からして物語世界の中では直後という設定だろうか。

マンションのシーンでデマンの家にもテスの家にも子ども向けの本がびっしり並んでるところに、韓国の一般家庭の教育熱心さを垣間見た気がする。

最後に事務所で依頼人の顔を見てカン・デマンが驚いたような気がしたので韓国では名のある俳優か有名人のカメオ出演かと思って調べたが、分からなかった。序盤で猫探しの探偵仕事をバカにしていたが、実は1億ウォンもの報酬が出る仕事だった=人間の行方不明事件で命懸けの危険にわざわざ身を晒す必要はなかったというオチなのは分かったが。

しかしなぜその依頼を、自分達の事務所ではなくデマンが以前所有していた漫画喫茶で受けていたのだろう。漫画喫茶に探偵仕事のチラシを貼っていたから猫探しの依頼が来た→デマンがいやいや経営していた漫画喫茶に意外な鉱脈があったというオチか。
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