このレビューはネタバレを含みます
数年前の自分を見ているようでしんどかった。
わかるなぁ〜好きな人から頼まれたら 頼まれたこと以上のことをやってあげたくなるし
連絡来てないかな?ってしょっちゅうスマホを確認してしまうし。
自分のことより好きな人のことが最優先。
振り回されてるって分かってても勝手に行動してしまっている。
それが尽くしてしまう人の恋。超盲目。
そして好きな人が好きな人をキラキラした目で見ているところって世界で1番見たくない景色だなあと思いしんどかった。
ストーリーの中で テルコと同じ境遇の人や マモちゃんと同じ境遇の人が登場するが、彼らはお互いに自分のことを棚に上げながら人のことを説く。そうだよなぁ。自分のことは自覚できないけど他人のことはよく見えるんだよなぁ。とすごく頷いてしまった...。
振られてもなお 「自分は好きじゃないよ」と逆張りをしてまで マモちゃんに執着するテルコ。
マモちゃんが上手く行けばそれでいい。マモちゃんと引き離されなければそれでいい。
この執着はなんだ。好きとかそういう次元はとっくに過ぎ去っていて。恋がなんだ。愛がなんだ。そこにはただひたすらにマモちゃんを求めている未練とかでは片付けられないなにかがあった。。
