恋は盲目って言うしなぁ。
原作未読。
タイトル通りかなと思って借りたらオープニングからタイトル通りだった。
キャスティングが絶の妙、幸の薄そうな岸井ゆきのとチャラくて何考えてるかわからなさそうな成田凌、これは悪くない。
深川麻衣って『日本ボロ宿紀行』で初めて知ったけど乃木坂出身だったのね、こういう役もいいね。
あらすじはというと、幸せになりたい物語。
幸せって何だろうね、好きな人と一緒にいる事?好きな仕事に打ち込んで成功する事?好きなものを食べる事?
人様々形はあれど、幸せの理想像なんてものがあるのかもしれない。
この映画の主人公は好きな男の側にいて尽くさなければ生きがいを感じられない、そんな20代後半な女性。
圧・倒・的・共・感!!!!!!
は出来なかったが、
でも、気持ちはわからないでもない。
わかる。わからなくない。
すみれ役の江口のりこが一番いい味出してるかな。こういうキャラクターがぶっ飛んでそうで一番人生楽しんでるし、一番まともだったりするんだよなぁ。
なかはら役の若葉竜也も初めてお見掛けしたがなかなかの熱演ぶり。男はね、やれればいいらしいですよ。この役はね、全国の男を代表していると言っても過言ではない。
でも、それだけとは限らない。男女双方、それなりの悩みがあるわけなのです。
好きな人とただ一緒にいられるだけでは幸せではない。
これってどうなんだろうか。
幸せになりたい。これが重要なワードだな。
人は時間を積んだ分だけその相手に執着するものなんだ。もちろん金を積んだ分もあるが、金も時間という大切なものと等価で手に入れているのだから同様。(成金除く)
この映画を観てあの頃は…なんて考えている自分が情けなくて、今でも執着してるんだなと思ったらふと、怖くなった。
同じ穴のムジナだからこの作品に魅了されてしまったんだなぁ。
以下、鍋の蓋を開けてみた!
ほぼ全員重いやつか適当なやつしかいない!
包み隠さず言うならばメンヘラVSパリピ!
やっぱりすみれさんが一番まともだったよ。
愛ってなんだろう、愛がなんだってんだ。
人間なんて時間が経てば忘れちゃう。
例え、愛していたとしても人間は、忘却には抗えない。そして、何事も終わりは必ず来る。
これが真理だな。
愛なんて言うのはそもそも明確な意味のある言葉ではないし、愛なんてたかだかそんなもの。
なかはら君のストーリーが唯一救いがあるかな、原作ではここまで深く掘り下げられなかったらしいし、これは映画のみのお楽しみと言ったところか。
ちなみにナカハラ推しだ!
そんな悲しそうな顔で『幸せになりたいっすね』なんて言わないでくれよ。
いい演技力すぎるだろうよ。
総じて良くも悪くも『愛がなんだ』なストーリーだったので期待値を裏切らなかったので評価はこんな感じ。
個人的には愛なんて概念はいらないと思う、どこぞの聖帝様が仰ってるように愛がなければそもそも生まれない苦しみ、悩み、悲しみ、憎しみが発生する。
恋『愛』ね。
これも真理だと思っている。