ぶちょおファンク

飛べない鳥と優しいキツネのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

飛べない鳥と優しいキツネ(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★4 中盤★3.5 終盤★3.5

韓国漫画界の賞を受賞した人気作品の映画化らしい。

良い点
◯“絶望”と“希望”、“さみしさ”と“あたたかさ”の使い方。
◯チープさやぎこちない演技や演出が当初は違和感があったけど“狙い”と分かり、監督のそのセンスを評価します!

残念な点
●終盤、学校での大事件の振る舞いがコミカルすぎる…。(先生の水吹き…)
●家庭内暴力についての顛末がまったく分からない。
この問題は彼女がどんなに“強く(逞しく)”なっても解決するには“大人(母や公的機関等)”の助けが必要なんで少しはなんらかを示して欲しかった。
●2018年製作でなぜ設定を“2005〜6年(新聞は'05でカレンダーは'06と時系列の矛盾…)”にしたのか?
ケータイを持たない学生やネットゲーや社会情勢絡みで敢えてそうしたのか?
個人的には20代となった登場人物らの“現在”も少しは描かれると思っていた…。

☆総評
観始めて受けた“良い映画の予感”を大きく裏切ることもなく、ベタな部分も多いけど、テリー・ギリアムやギレルモ・デル・トロっぽさのある本当に良い映画だった!🥺


2021年50本目(+短編4本)