この前「最後の戦場」って言ったじゃないですかスタローンさん！！！とはいえ「最後の戦場」ってサブタイトルは日本オリジナルなので、スタローンさんは最後なんて一言も言ってないんですが。でもめちゃ『最後』ぽかったじゃないですか前作のラスト！！
人が肉塊になりまくる前作よりも、女の子が酷い目に遭ってしまう今作の方が精神的に辛い。
『メキシコ人=ヤバい』みたいな短略的な描き方は結構まずいのでは・・・パス・ヴェガ扮するジャーナリストはまだ良いけど(でも彼女は闘わないのが残念)、あの友達の扱いはあまりに酷い。まあ確かにメキシコ・カルテルはヤバいけど。
あのメキシコから出ようとする車内での最後の話のシーンでランボーの怒りと彼女の哀しみ(それにしても彼女なんかアリアナ・グランデに似てません？)がダイレクトに切実に観客と共有されるのが良い。お陰で人がどんどん肉塊になっていくクライマックスにも乗っかって見れます。その中でも人の顔面がなんか凄い潰れ方をする所で爆笑しました。決着の付け方も凄まじくて最高。でも途中であの人を殺す瞬間は絶対見せるべきだった。
ただ監督はスタローンにやってほしかったな・・演出力の差が・・・脚本も・・・監督の力不足もあって、前作の事を想うとこの映画自体が蛇足と感じてしまった。
